災害時におけるペットの同行避難

最終更新日:2022年9月5日 ページ番号:04092

ペットと「同行避難」するために。。。日頃からの備えが大切です

災害は突然起こります。いざという時、ペットを守れるのは飼い主だけです。

まず、飼い主が無事でいること、そして避難する場合にはペットと一緒に安全に避難すること(同行避難)が基本です。

避難先では、ペットの世話やペットフードの確保、飼育場所の管理は原則として飼い主の責任で行うことになります。

ともに安全に避難し、周りの人に迷惑をかけず、安心して過ごすためには、日頃からの心構えと備えが必要です。

同行避難とは?

同行避難とは、災害発生時に飼い主が飼育しているペットを同行し、避難所まで安全に避難することです。

避難所において人とペットが同一の空間で居住できることを意味するものではありません。

また、どのような状況下においても、必ず同行して避難しなければいけないというものではありません。自宅が安全であり、定期的にペットの世話をするために戻れる状況にあるのであれば、避難所に連れて行かないということも選択肢の一つです。ただし、その場合も、飼い主による毎日の給餌と健康状態の確認が大切です。

避難所での受け入れ

災害時には、原則、全ての避難所へペットを連れて避難することができます。

避難所では、人とペットのスペースを分けることが基本です。

人とペットのスペースを分けることで。。。

  • 動物の苦手な方やアレルギーのある方等に配慮します。
  • 人と動物が同じ場所で過ごすことによるトラブルを低減させることができます。

ペットの受け入れスペース

  • 避難所におけるペットの飼育場所は、室内ではなく、屋根のある屋外が基本であり、飼い主が持ってきたケージやキャリーバッグ等に入れて飼育することとなります。
  • 飼い主が責任を持って、ペットのふん尿処理や給餌等のお世話を行います。

避難所で受け入れられるペット

  • 原則として、自宅から飼い主と同行避難した愛玩用の犬、猫やその他小動物(ハムスター、ウサギ、小鳥など)です。

ペット業者が所有する営業用の動物や、人やペットに危害を及ぼすと思われる動物は受け入れられません

補足 「身体障害者補助犬法」で定める盲導犬、介助犬及び聴導犬(以下「補助犬」という。)は、補助犬を使用する避難者(身体障害者)と同じ居室で受け入れられます。

ペットのしつけと健康管理

避難所でのトラブルを防止するため、飼い主は日頃からしつけや健康管理を行いましょう。

日頃から近隣の迷惑にならないようマナーを守って飼養することが、ペットが避難所でスムーズに受け入れられ安心して過ごすことにつながります。

避難所で迷惑にならないように、むやみに吠えない、キャリーバッグやケージに慣らしておく、他人に友好的に接することができるなどのしつけを普段からしておきましょう。

普段から健康管理に注意し、動物の体を清潔に保ち、予防接種やノミなどの外部寄生虫の駆除を行いましょう。

一緒に連れて行けますか?

  • 頭数を考える
    一緒に連れて避難できる頭数は限られています。よく考えて適正な頭数を飼いましょう。
    既に複数頭を飼育していて家族だけで避難が難しい場合は、ご近所や飼い主仲間などに同行避難をお願いしておくことが重要です。
  • 猫は室内飼い
    猫が外にいると、災害が起きても呼び戻しができず、避難の時に連れていけません。
    猫を室内で飼うことは、普段から猫の健康と安全を守ると同時に、災害への重要な備えです。

ペットの所有者明示

突然の災害では、ペットと離れ離れになるかもしれません。

動物が迷子になりどこかで保護されたとき、すぐに飼い主が分かるように、普段から身元を示すもの(首輪や迷子札等)をつけましょう。

補足 犬の鑑札と狂犬病予防注射済票の装着は、狂犬病予防法で飼い主に義務付けられています。

防災用品の備蓄

ペットのための備えは飼い主の責任です。最低でも3日分、できれば5日分を目安にペットの防災用品を備蓄しておきましょう

「ペット用避難用品の例」

  • フード及び水
  • 動物の常備薬
  • 食器
  • トイレ用品(ペットシーツ、猫砂など)
  • 排泄物の処理道具
  • 首輪及びリード
  • 健康の記録(既往歴、ワクチン接種歴が分かるもの)
  • 写真(飼い主と一緒に写っているもの)
  • ケージ、キャリーバッグ
  • その他(ガムテープ、おもちゃ等)

一時預け先の確保

災害時には、ペットにも大きなストレスがかかります。

日頃から、親戚や友人、ペットホテル、かかりつけの動物病院などにあらかじめ相談し、複数の一時預け先を確保しておきましょう。

災害の備えに役立つガイドライン

(人とペットの災害対策ガイドラインの内容から、ペットを飼養している方々がご利用できる内容を抜粋したもの)

添付ファイルのダウンロード

「災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン 一般飼い主編」(環境省)(PDF形式 4,999キロバイト)

「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」(環境省)(PDF形式 4,553キロバイト)

お問い合わせ先

保健福祉課

電話番号:0778-47-8007 ファックス:0778-47-3605
メール:hoken@town.minamiechizen.lg.jpメールフォームからもお問い合わせいただけます)

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